ニューヨークで開かれている第60回国連総会の一般演説が17日から始まりました。

　その冒頭で、アナン事務総長は、加盟各国と共に努力し、国連改革を確実に推し進めていきたいとの意を表しました。

　アメリカのライス国務長官は、一般演説の中で、国際社会は、発展と安全などの分野で数多くの挑戦に直面している。これらの挑戦に打ち勝つのは、国連が主要な役割を果すのが必要だと強調し、国連が長期的な改革を行い、各国の指導者は国連の改革を積極的に推し進めていくよう呼びかけました。

　ブラジルのアモリン外相は、多極主義の原則に基づき、安保理は、より多くの発展途上国をメンバー入りさせるべきだと強調しました。

　一般演説は28日まで続き、中国の李肇星外相も出席し、演説する予定です。