国連のアナン事務総長とアメリカ国務省は12日それぞれ、声明を発表し、イスラエルのガザ撤退の完了に賞賛の意を表した上で、パレスチナとイスラエル双方が中東和平案「ロードマップ」に基づき和平プロセスを再開することを希望しました。

　アナン事務総長はその声明で、イスラエル政府が撤退期間中に示した決意と政治的勇気を高く評価し、パレスチナのアッバス議長がイスラエルの撤退に積極的に協力したことを賞賛しました。

　アメリカ国務省のエレリー副報道官も12日、「アメリカはイスラエルのガザ撤退完了に歓迎を示し、パレスチナとイスラエル双方がガザ撤退の確保に尽力したことを賞賛する」と述べました。