中国工程院(工学アカデミー)の鍾南山院士(アカデミー会員)は26日、新型肺炎SARS(重症急性呼吸器症候群)特効薬の研究で、このほど大きな進展があったことを発表した。広東省SARS対策科学技術研究チームが開発中の新薬は、小分子リボ核酸(RNA)を使って特定遺伝子の働きを抑える「RNA干渉(RNAi)」という新技術を利用したもので、サルを使った実験で、SARSウイルスに対する治療・予防効果が高いことが実証されている。
同研究チームは新薬の研究にすでに2年余りを費やしている。RNAiを応用したSARSウイルス治療薬の実験は、世界でも初の試みだ。
「人民網日本語版」
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