中国、アメリカとオーストラリア三国の研究機構が共同で編成した「敦煌莫高窟の保護に関する総体的計画」がこのほど、専門家による検定でパスし、これは中国では最初の国際協力による中国古跡保護計画として注目されています。
この計画の主な内容には、遺産価値の評価、遺産の利用と管理状況に対する評価など15の部分からなり、計画自体は、国外の文物保護についての進んだ理念を取り入れ、今後20年の莫高窟の保護、管理、利用と研究活動にブループリントを提供したことになります。
敦煌莫高窟は中国西北部の甘粛省内にあり、世界でも最も古く、保存度が最もよい仏教の芸術的宝庫で、700あまりの洞窟に面積4万平方メートルの壁画があり、1987年に世界文化遺産に指定されています。
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