欧州委員会のスポークスマンは16日「ドイツ、オランダ、スウェーデン、デンマークの4つの加盟国が中国の繊維製品に対する輸入割当額の制限を緩和するよう、欧州委員会に要求している。欧州委員会は現在、関係方面とこの問題をめぐり協議している」と述べました。
スポークスマンはまた「EUの加盟国はすでに中国繊維製品の輸入割当額の問題を柔軟に対処するよう欧州委員会に委ねた。現在、欧州委員会は各加盟国の政府、小売業者および中国側と接触している」と明らかにしましたが、欧州委員会がどのような新しい見解を出すかについては、公表を拒否しました。
なお、別の報道によりますと、スウェーデンのトーマス・エストロス産業・貿易相は欧州委員会のピーター・マンデルソン委員に書簡を送りました。その書簡では、スウェーデンは中国の繊維製品の輸入割当額を大幅に高める或いは割当額制度を廃止するよう、強く要求しているとのことです。
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