インドネシア政府とアチェ州の武装組織「自由アチェ運動」は15日、フィンランドの首都ヘルシンキで和平協議文書に調印しましたが、国際社会はこれに支持と歓迎の意を示しています。
国連のアナン事務総長は当日、スポークスマンを通じて声明を発表し、「双方がこれからも決意と承諾を以って、平和協議文書の確実な遵守と実施を保障し、アチェ地区での30年近くの武力紛争に終止符を打ち、アチェ地区が平和な時代に入ることを期待する」と表明しました。
アメリカ国防総省のマッコマーク・スポークスマンも当日声明を発表し、「平和協議文書の調印はアチェの和平プロセスの終了を意味するのではなく、この文書の調印によってアチェ地域の和平プロセスを加速を意味する」と指摘しました。
ASEAN・東南アジア諸国連盟、EU・欧州連合、ノルウェー、スイスなどのメンバーからなるアチェ和平国際監視団は当日、アチェでの任務執行を開始し、和平協議の実施情況を監督しています。
別の報道によりますと、インドネシアのユドヨノ大統領は、当日、「インドネシア政府は最大の努力を払って、協議の成功なる実施を確保していく」との姿勢を示しました。
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