イランのムサヴィアン核交渉高級代表は4日、「イランがウラン濃縮の前段階にあたる転換作業を再開することでEUはイランに懲罰を加えるべきではない。もしイランを懲罰を加えれば、イランはウラン濃縮活動を再起動する可能性がある」とEU・欧州連合に警告しました。
ムサヴィアン氏は国営テレビを通じて、「EUが懲罰を加えることを通じて、国際原子力機関の緊急理事会の開催を促すのであれば、イランによるウラン濃縮施設の継続凍結はありえないだろう」と述べました。
イランは8月1日をEUがイランの核問題解決についての一連の提案をおこなう最終期日だとしていますが、EUがこれを拒否ひたため、イラン側は1日午後、イランは当日、転換作業を再開すると発表し、その後、再開時期を何度も引き延ばすとしてきました。これに受けて、EUは「IAEA緊急理事会の開催を促し、イランの核問題を討議する」と表明ししたものです。
|