WTO・世界貿易機関は1日、EU・欧州連合がWTOの規則を守って、ラテンアメリカからのバナナの輸入関税を引き下げるよう求めました。
これについて、WTOは、EUが2006年1月1日から実施される予定のラテンアメリカからの輸入バナナに対して徴収する関税は高すぎるとしています。
EUは今年初めに1トンのバナナに230ユーロの統一関税を課するという提案を提出しました。ラテンアメリカのバナナ生産国はこれに反対し、今年3月にWTOに提訴しました。
WTOが1日に下した仲裁結果は、EUのバナナへの課税提案によって、その貿易パートナーは「充分な市場参入の機会」を獲得することができなくなるとして、EUのバナナ輸入関税の調整提案を否決しました。
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