NASA・アメリカ航空宇宙局の責任者は、7月31日、「スペースシャトル『ディスカバリー』の機体底部二カ所で、耐熱タイルの充填材が一部はみ出しているので、大気圏に再突入する場合は危険をともなう」と発表した上で、いまエンジニアたちは、飛行士に船外作業をおこなわせるかどうかを討議しているとしています。

　これについて、NASAの担当者は当日、「これまでの経験では、これらの充填材のはみ出し程度は0.5ミリを超えてはいけないことになっている。『ディスカバリー』の場合はこれを超えており、このままでは、大気圏に再突入する際の摩擦が大きくなり、事故発生のリスクは高くなる」と述べました。