中日両国の旧日本軍の遺棄化学兵器の毒ガスによって被害を受けた人たちが30日、東京で交流会を行い、第二次世界大戦での旧日本軍遺棄化学兵器による災禍を訴えると共に、それぞれが不幸に遭った状況を述べました。
中国のチチハル"8.4"事件の被害者訪日代表団や、日本茨城県鹿島市神栖町の化学毒ガス事件の被害者である青塚美幸さん一家、及び、日本の弁護士と中日友好の関係者がこの交流会に参加しました。
2003年8月4日、中国の黒龍江省チチハル市で旧日本軍遺棄化学兵器の毒ガスの漏れ事件が発生し、44人が被害を受け、1人が死亡しました。中国政府の強い要求と数回の外交交渉をの結果、日本政府はこの事件の善後処理に3億円を支払うことに同意しました。
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