IRA・アイルランド共和軍は28日、武装闘争を放棄し、平和プロセスに参加すると表明しました。
イギリスのブレア首相は当日テレビ談話を発表し、アイルランド共和軍のこの声明に歓迎の意を表し、「この決定は北アイルランドの平和プロセスを最大程度に推し進めた」と述べました。
アイルランドのアハーン首相は「アイルランド共和軍の武装闘争の放棄と平和手段による目的達成の承諾を支持する」と語りました。
国連のアナン事務総長は28日声明を発表し、アイルランド共和軍が承諾を真剣に履行することを希望すると共に、この歴史的なチャンスを逃さないよう関係各側に要求しました。
アメリカ・ホワイトハウスのマックレラン報道官は28日、アイルランド共和軍の武装闘争放棄宣言に歓迎の意を表しました。
カトリック系過激派であるアイルランド共和軍は1919年に成立し、長年来、暴力による北アイルランドのイギリスからの独立を目指しています。
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