今年上半期、中央企業(中央政府直属の国有企業)の生産高は前年同期比25.3%増の9322億4千万元に上り、売上高は3兆1190億元(同24.6%増)、利益は2988億1千万元(同29.1%増)に達した。中央企業を管轄する国務院国有資産監督管理委員会が27日、明らかにした。
総合的な分析の結果、上半期の中央企業の経済運営には、次の3つの特徴が認められた。
(1)石炭・電気・石油・運輸の供給力が向上
上半期の3大石油化学企業の原油生産量は計1億50万8千トンに上り、前年同期比4.4%増加した。天然ガス生産量は246億7千万立方メートル(同15.6%増)、原油加工量は1億3311万4千トン(同7.0%増)、製品油生産量は8308万トン(同7.2%増)だった。電力会社の発電量は5563億1千万キロワット時で、同15.4%増加した。運輸関連企業は、国内で供給不足気味の石炭、石油、鉱石などの確保に努めた。3大水運企業の貨物取扱量は1兆631億1千万トン(同21.5%増)だった。
(2)中央企業の構造調整に新たな進展
1ー5月、石油化学、電力、石炭、金属精錬、自動車、電気通信キャリア6分野の累計投資額2516億4千万元のうち、本業への投資は2466億1千万元で、投資額全体の98.0%を占めた。軍需企業の利益は34億9千万元に上り、前年同期比49.6%増加した。
(3)中央企業の省エネ水準が向上
上半期の中央企業全体のコスト利益率は10.7%に達し、前年同期を0.4ポイント上回った。
「人民網日本語版」
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