北京で開かれている朝鮮半島核問題をめぐる第四回六ヶ国協議は27日、始めての全体会議を行いました。各国の代表は朝鮮半島の非核化をいかに実現するかをめぐって、それぞれの立場を示し、また関連する主張と提案を出しました。

　各方面は朝鮮半島の非核化を実現する目標を堅持し、対話で核問題を平和的に解決することを改めて強調し、また、これまでに収めた六ヶ国協議の成果を踏まえて、交渉を引き続き行い、ほかの方面の配慮と立場を考慮し、今回の会談で積極的な進展を遂げることに努力する姿勢を示しました。

　中国代表団の武大偉団長は発言の中で、「六ヶ国協議は小異を残し大同を求め、共通の認識に達し、平和を実現するプロセスである。各方面は最大の政治的勇気を持ってチャンスを掴み、共に北東アジアの更なる明るい将来を作るよう」呼びかけました。

　27日の午後、各国代表団は引き続き両国間の交渉を行います。国際社会は六ヶ国協議が北京で再開されたことを歓迎し、今回の会議で成果が収められることを期待しています。