フィリピンのアロヨ大統領は25日、国会で2005年度国情一般教書を発表しました。
アロヨ大統領はその中で、過去一年のフィリピン政府の活動を総括した上、これからの一年では、政府活動の重点を経済改革の促進、就業チャンスの増加、貧困撲滅、外資招致、及び反政府武装勢力との交渉とテロ取締りに置かなければならないと指摘しています。アロヨ大統領はまた、現在の問題に対応するため、一部の法律に修正を加える必要性を強調しました。
それに先立って、フィリピン反対派議員は、選挙の不正疑惑、汚職、司法公正妨害などを理由にアロヨ大統領への糾弾案を国会に提出しました。それと同時に、数万人もの民衆がデモを行い、アロヨ大統領に辞任を求めています。現在、フィリピン軍側は全国範囲で最高警戒態勢を取っているとのことです。
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