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新疆ウイグル自治区のウルムチ、ショッピングなら「二道橋」へ
   2005-07-22 20:11:44    cri
新疆ウイグル自治区の区都・ウルムチに来て、現地に住む人にたずねると決まって、ショッピングなら「二道橋」に、との答えが返ってくる。

この二道橋は約100年前、新疆ウイグル自治区と中央アジア各国の商品の集散地で、さまざまな民族が行き来していた。当時、夜の帳が降りると、カンテラが掲げられ、物売り声や呼び売り声、民族楽器の音色が織り混ざって非常な熱気に包まれた。特色のある軽食や手工芸品、鮮やかな民族舞踊など、独特の雰囲気が醸し出されて行く人々の足を止めた、といわれる。

その場所に1982年、東西330メートル、建築面積6756平方メートルの現代的な二道橋市場が完成した。新疆自治区で最大規模を誇る民族用品の小売専業市場。約660の店が並び、取り扱う商品は1600品目以上にのぼる。うち80%が親の代を継いできた経営者。ここを訪れる人は1日平均2万人を超えるという。じゅうたんや銅器、柄帽子、小刀、シルクといった新疆の特色ある商品がここから国内各地へと運ばれ、世界に売られてゆく。二道橋は今では新疆のショッピングスポット、ウルムチの「新10大名所」の1つとなっている。

二道橋はウルムチの中心部、幹線道路の解放南路に面し、繁華街のど真ん中にある。1路や101路など、15近くの路線バスの停留所があるので交通手段は非常に至便。

商品のどれもが民族色に溢れている。ホーテンの美しい玉から奇怪な石や骨董品、光り輝く銅器から精緻な小刀、甘い香りの漂うドライフルーツから高価な薬、民族衣装から民間楽器、純毛の手製じゅうたんから華美なカシミヤ製ショールに至るまで、鮮やかな民族風情で多くの観光客の目を引きつけて止まない。思わず財布を出して買いたいと思ってしまう。少数民族の店主は情熱に溢れた奔放な言葉で誘いかけてくる。つい買いたい衝動に駆られてしまう。

店の経営者はウイグル族が大多数だが、国内各地や中央アジア諸国から来た人もいるという。ウイグル族の店主は非常に熱心で、呼び売り声もことのほか大きい。買いたい商品を見つけたら、次は値段の交渉だ。店主が最初に提示した価格は一般に、値切りが可能。お薦め商品は、内外に有名なインジシャ(英吉沙)の手製刃物類。価格は大きさや形、手工技法によって異なるが、安いもので20~30元(1元=約13.7元)、上等品は数百元以上する。精緻な作り、柄にはめ込まれた宝石の文様、刃の鋭利さなどが人気の秘密だ。

購入後の要注意は。飛行機や汽車を利用する場合は託送や携帯が禁じられているため、郵送しかできない。購入した店によっては、郵送手続きをしてくれるところもある。

干しブドウもお土産の必需品だ。種のないものや、黄金色や青緑色のものなど品種は非常に多い。だが地元の人は、見た目は悪いが、黄色や緑色が不均一な品種のほうを薦める。天然干しで、硫黄で燻していないからだという。

二道橋市場では、値段の交渉テクニックが必要。それがまたショッピングの醍醐味だ。とはいえ、それができなくとも、二道橋をぶらぶらしながら、ウイグル族の呼び売り声を耳にしたり、太鼓の音に聞き入ったり、ドンブラ(ウイグル族の楽器)を弾いてみたりするのも一興。少数民族の人たちの天性の情熱ぶりを少しでも体感できれば、愉しい旅となるのでは。

「チャイナネット」2005年7月22日

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