ロシアのレヴィチン運輸通信相は18日にモスクワで中ロメディアの共同取材を受け、「あらゆる必要な措置を講じ、鉄道輸送による対中石油輸出を拡大する」と表明した。レヴィチン運輸通信相は取材の中で次のように述べた。
<鉄道による対中石油輸出について>
ロシアは2004年、鉄道輸送により中国に約600万トンの石油を輸出した。これは前年比68%の増加だ。今年も引き続き増加し、上半期で370万トンに達した。ロシア政府はすでに、鉄道輸送による対中石油輸出を年1500万トンまで増加させる目標を打ち出した。新路線の敷設や国境の通関処理強化への準備作業も2007年に完成する。
<東西シベリアと太平洋沿岸を結ぶ「タイシェト・ナホトカ石油パイプライン」について>
ロシアはすでに同ラインの段階的建設を決定している。環境保護関係者による環境面からの実行可能性に対する懸念は、同ライン建設に影響しない。ただしその意見に基づき、石油輸送会社はバイカル湖などの地域で経路をやや調整する。
ロシアは国際輸送の発展を非常に重視している。ロシアを中国・欧米間の貨物交流の中継基地としたい。ロシアは中国からの国際貨物に特恵措置を提供し、中国からの貨物の安全を保証する効果的な措置を講じる。(編集NA)
「人民網日本語版」
|