中国の温家宝首相は11日北京で、アメリカのグティエレス商務長官と会見し、中米双方は、両国の長期的利益と世界的な視野から二国間の経済協力と貿易の発展を見極めるべきだとの見解を示しました。
温家宝首相はその際、「中米双方は、互いに相手側の注目点を尊重し、それに配慮を示し、平等な対話と友好的な協商を通じて、協力過程で現れた問題を適切に処理し、両国の経済協力と貿易の発展に寄与していくべきだ」と述べました。
温家宝首相は更に、中米商務合同貿易委員会が両国の経済協力と貿易の発展の中で果たした重要な役割を高く評価した上で、「経済協力と貿易は中米関係における重要な構成部分であり、両国の利益が具体的に見られる部分でもある。事実が証明しているように、双方の経済協力と貿易の発展は両国国民に実の利益をもたらし、中米間の互恵協力を絶えず発展させてきた」と述べました。
これに対しグティエレス商務長官は、「米中双方が対話を通じ善意を示し、相違点を少なくしてきたこれまでのやり方は、世界の見本といえる」と述べました。
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