宝山鋼鉄集団は4日、カナダのコートグループとの合弁で、自動車部品企業2社を設立したと発表した。人民日報系の北京紙「京華時報」が伝えた。
宝山鋼鉄とコートグループは、次の2件の協力プロジェクトを進めている。
(1)宝山鋼鉄がコート傘下の自動トランスミッション用バルブ工場2カ所を買収し、新会社NMPC社を設立。宝鋼はNMPC社の株式の50%を保有する。NMPC社は主に自動トランスミッション用バルブを生産し、製品は主に米国ゼネラルモーターズ(GM)社の北米の工場に供給される。
(2)宝山鋼鉄とコートが上海市に新会社「上海科宝汽車伝動件公司」を設立し、それぞれ株式の50%ずつを保有する。
両プロジェクトによる工事の定礎式は6月28日に行われた。
宝山鋼鉄は、カナダのコートグループとの協力について、「主要自動車グループのグローバルな供給システムへの参加を、大きく推進する」としている。同社の何文波副総経理(副社長)は「自動車部品産業への参入を中心に、川上から川下に至る関連産業のつながりを形成していく」と話す。
「人民網日本語版」
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