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上海協力機構首脳会議、開催
   2005-07-06 14:31:30    cri

 上海協力機構首脳会議は5日、カザフスタンの首都・アスタナで開かれました。胡錦濤国家主席は会議に出席し、重要な講演を発表しました。加盟六ヶ国の元首が調印した「上海協力機構加盟国首脳宣言」は地域の安全と経済協力などについて具体的な政策を定めています。そこできょうは今回の首脳会議についてお伝えしましょう。

 今回の会議は5日午前開幕し、中国、カザフスタン、キルギス、ロシア、タジキスタン、ウズベキスタン六ヶ国の元首が参加しました。中国の胡錦濤国家主席は、「団結と協力を強化、安定した発展を促進」と題する重要な講演を行い、上海協力機構の当面の発展情勢に関する中国の姿勢を表明し、安全や経済の面での協力強化を主張しました。

 胡錦濤国家主席は上海協力機構の現状を客観的に評価し、「この機構はいま重要な時期に入っている」と述べ、さらに「新情勢、新課題、新挑戦を前に、加盟国は相互信頼を強め、団結を強める必要がある。われわれは、共に努力し、この機構の協力と潜在力を実際の成果に変え、国際や地域情勢が複雑化している中現れた新しい課題に適切に対応していくべきだ」と強調しました。

 今後もメンバー国間の協力を強め、チャレンジに対応する能力の向上を図るため、胡錦濤国家主席は、安全、経済、人文などの分野における加盟国間の協力に関する中国側の基本的な主張と具体的な提案を明らかにしました。これらの提案は、安全協力に全力を挙げ、東トルキスタンを含めたテロリズム、分裂主義、過激主義の「三つの勢力」の取締りに関する文書と協定の実施を揺るぐことなく促進し、効果ある情報交流を行うこと、突発事件の応急システムの確立に関する検討を速めること、経済協力を確実に進め、銀行間の連合体をできるだけ早く設け、上海協力機構と国際金融機構の協力を促し、人文の協力を深く行い、人的資源の開発で協力を強めることです。

 胡錦濤国家主席はまた中央アジア情勢について中国側の姿勢を表明しました。胡錦濤国家主席は「中央アジア諸国は、自国やこの地域の主人であり、中央アジア各国人民は、自国の国情に似合った発展の道を独立、自主的に選ぶ権利を持つ」との中国側の主張を表明し、中央アジア地域の安定と繁栄に期待を示しました。

こ のほか、2004年の上海協力機構首脳会議でモンゴルをオブザーバーとして受け入れたことに次いで、今回の首脳会議では、パキスタン、イラン、インドがオブザーバーとして受け入れられました。これは今回会議の重要な成果とされます。

 これについて、胡錦濤国家主席は「これは、上海協力機構の開放の原則と協力的な姿勢を改めて国際社会に示すものだ」と評価し、この成果に満足の意を示しました。胡錦濤国家主席はまた、「今回の首脳会議は、この機構が実務的協力を強化しようとする新たな時期に開かれたもので、団結と協力の強化との目標が達成できた。各加盟国はいずれも、誠意を持って付き合い、互いに協力し合い、上海協力機構の更なる発展を推し進めていくことで一致している。また、第三国に対するものでなく、開放的だというのはこの機構の重要な原則である。中国はこれまでどおり、上海協力機構の発展を重視し、推し進めていく」と表明しました。

上海協力機
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