ロシアのプーチン大統領の招きに応じ、中国の胡錦涛国家主席は現地時間30日午後、モスクワに到着し、中国とロシアの戦略協力パートナーシップの更なる発展を促すため、4日間に亘るロシアへの公式訪問を始めました。
今回の公式訪問は胡錦涛国家主席が中国とロシア両国元首の年度会合メカニズムに基づき、ロシアに対して行った公式訪問です。胡錦涛国家主席はモスクワを訪れた後、ロシア側が行った歓迎式典に出席し、また、空港でステートメントを発表しました。胡錦涛国家主席はその際、「『中ロ善隣友好協力条約』を全面的に履行し、両国の戦略協力パートナーシップを推し進めるのは中国の既定方針である。ここ数年、中国とロシアは政治面の相互信頼が深まり、歴史的に残された国境の問題を解決し、国家主権と領土保全にかかわる重大な問題で互いに支持しあい、国際及び地域問題で緊密に協力し合っている。また、経済貿易などの分野での両国の協力及び地域と民間の交流も日増しに拡大し深まっている」と述べた後、「中国はロシアと共に努力して、両国関係のレベルを高め、両国人民に幸せをもたらす」と語りました。
ロシアへの公式訪問期間中、胡錦涛国家主席はプーチン大統領と会談するほか、他の指導者とも会見します。また、モスクワのほか、胡錦涛国家主席はノボシビルスク市を訪問することになっています。(06/30)
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