中国初の公共建築省エネ設計にかかわる総合的な国家基準である「公共建築省エネ設計基準」は、7月1日に正式に実施されます。その実施は、中国が抱えているエネルギー不足と社会経済発展との矛盾の緩和に重要な役割を果たすとされています。

　これは中国建設省の基準規定局の楊榕局長が記者のインタビューに答える際明らかにしたもので、「公共建築省エネ設計基準」は新築、増築、改築などの各種の公共建築物に省エネ設計に適用する。その目的は、公共建築構造の保温断熱の性能を向上させることによって、スチームの供給、換気、エアコンなどの運行効率を高めることにある。これによってエネルギーの消耗が50％減少することを狙っている」と述べました。