人民日報系の国際金融報が伝えたところによると、コンサルティング世界大手、マーサー・ヒューマン・リソース・コンサルティングのジュネーブ事務所は20日、世界144都市への物価調査に基づくランキングを発表した。
調査では、ニューヨークの物価を基準値の100ポイントに設定。住宅不動産、交通、外食、娯楽など200項目あまりの価格を調査し、物価指数を算出した。
物価指数が最も高かったのは東京の134.7ポイント(前年比4.7ポイント増)で、ニューヨークの物価を34.7%上回ったことになる。ソウルは通貨ウォン高の影響を受け、昨年の7位(104.1ポイント)から5位(115.5ポイント)に浮上した。昨年2位のロンドンは3位(120.3ポイント、前年比1.3ポイント増)に後退したが、欧州内では最も高かった。ロンドンに変わり2位に浮上したのは昨年4位の大阪(121.0ポイント、同3.9ポイント増)。
中国では、香港が昨年の5位から9位に後退したのをはじめ、北京は昨年の11位から19位へ、上海は昨年の16位から30位へ、それぞれ後退した。この背景として、専門家は、人民元・香港ドルが米ドル相場と連動しているためとみている。
欧州では、物価高さで知られるモスクワ(4位)、ジュネーブ(6位)、チューリヒ(7位)、コペンハーゲン(8位)、オスロ(10位)などがすべて上位10都市にランクインした。米国ではニューヨークがトップで13位だった。(編集SN)
「人民網日本語版」
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