中国外務省の劉建超スポークスマンは13日、北京で、日本の中山成彬文部科学相の従軍慰安婦の史実を否定する発言について論評を発表し、その発言を強く非難しました。

　6月11日、中山成彬文部科学相は「第2次世界大戦の時、従軍慰安婦という言葉はなかった。本来なかった言葉を教科書に書き入れたことは問題だ」と発言しました。

　劉建超スポークスマンは、「『従軍慰安婦』を強制的に連行したことは日本軍国主義が第2次世界大戦で犯した厳重な罪である。これは、世界の人々が誰でも知っている歴史事実である。日本の教育担当の閣僚が公然とこの醜悪な歴史事実を否定することは、被害国の人民の感情を著しく傷つけるものだ。中国側はこれに対して強く非難する」と述べました。