全国人民代表大会常務委員会の盛華仁副委員長を責任者とする中国全人代中米議会グループは、アメリカ上院のステベンス議長代理ダニエルと井上上院議員を共同議長とするアメリカ上院米中議会グループと8日ワシントンで会談を行ない、中米関係、台湾問題、そして議会間の交流について意見を交換し、多くの点で合意に達しました。

　双方は中米関係のこれまでの積極的な発展を高く評価し、年内に予定されている両国元首の相互訪問を契機に、今後数年における両国関係の安定した発展を推し進めるべきだと強調しました。

　中国側は台湾海峡両岸の最新情勢を紹介し、台湾問題における原則的立場を改めて表明したのに対し、アメリカ側は「『一つの中国』の政策を堅持し、中米間の三つのコミュニケを遵守し、『台湾独立』には反対する」と表明しました。