フランス最大の野党である社会党全国委員会は4日、社会党の指導思想の一致を保つため、「EU憲法条約」に断固反対した党内のナンバー2とされたファビユス氏とその支持者の職務を解除することを決めました。
社会党のオランド第1書記は4日「フランス国民が『EU憲法条約』の批准を拒否したことから、フランス左翼陣営は選択の道を歩む鍵となる時期に来た」と述べた後、社会党が11月に予定を繰り上げて党大会を開き、経済と社会問題を解決する具体的方案を討議し、2007年の総選挙の準備を行うよう提案しました。
フェビユス氏は、この決定を知った後メディアに「社会党は国民投票で反映された民衆の声に耳を傾けると共に団結を維持すべきである」との考えを示しました。
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