中国国防科学技術工業委員会がこのほど明らかにしたところによりますと、中国は、宇宙育種専門に用いる宇宙育種衛星を初めて打ち上げるとのことです。現在、その研究開発が全面的に始まっており、順調に進展しています。
宇宙育種とは農作物の種と微生物を200ないし400キロメートルの宇宙に持って行き、宇宙空間の射線、微小重力、高真空などの各種の特殊な要素を利用してそれを処理し、産量が高く品質の優れた新しい品種を育成する方法です。
紹介によりますと、1987年から、中国は帰還式衛星を利用して9回宇宙搭載実験を行い、多くの産量が高く優れた品質の農作物の新しい品種を育成しましたが、宇宙育種専門的に用いる衛星を打ち上げるのはこれが初めてです。科学者たちは、この育種衛星が中国により多くの農作物の新しい品種を提供することを希望しているとのことです。
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