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中国、麻薬取締り活動を全面実施
   2005-05-26 18:45:12    cri

 中国国家麻薬取締り委員会は26日、北京で記者会見し、今年の麻薬取締り活動の状況を説明しました。同委員会の関係者によりますと、ここ数年、中国の麻薬取締り活動は著しい成果を収めていますが、現在の麻薬販売情勢は依然として厳しいということです。

 ここ数年、麻薬販売問題の深刻化に伴い、中国政府は麻薬を取締る活動を強化し、多くの措置を打ち出しました。特に2004年は、麻薬取締リでは大きな成果を収めました。これについて、中国国家麻薬取締り委員会弁公室の楊鳳瑞常務副主任は次のように語りました。

 「2004年、中国全国で摘発された麻薬違法事案はおよそ9万件となり、押収したヘロインは10万トン余りで、その他の有毒化学剤は160トン以上だった。麻薬取締りメカニズムとその保障体制でも以前より大きく前進しており、関係法律の立法でも大きな進展を遂げている」

 報道されたところによりますと、現在、海外から中国へ入る麻薬は増える一方で、特に東南アジアのタイ、ビルマ、ラオスの三ヶ国の国境に近い「黄金の三角」地帯から麻薬は多く密輸入され、被害も最も大きいです。しかし、中国の関係部門による東南沿海地区を対象とする麻薬取締り活動の強化につれて、麻薬製造活動が中国の大陸と海外のほかのところへ移転する傾向が強くなっています。現在、フィリピンや、インドネシア、韓国、日本などの国に及ぶ麻薬の製造販売及び密輸はかなり目立っています。そのほか、麻薬常習者数も増加しています。2004年まで、中国では、麻薬常習者は79万1000人に達し、ヘロインを初めとする多くの麻薬が使用されており、とても複雑な局面になっています。

 麻薬問題を効果的に解決するため、国家麻薬取締り委員会は去年『2004?2008年麻薬取締り活動計画』を発表し、当面と今後一時期の麻薬取締り活動について全面的な手配を行いました。

 国家麻薬取締り委員会の楊鳳瑞副主任は、現在、中国の麻薬取締り活動は主にいくつかの重点を挙げました。楊鳳瑞副主任は、「第一に、予防教育のことである。全社会、青少年、それに使用者グループの三つのレベルで教育活動を行い、新たな常習者の現れを減少させること。第二に、麻薬取締り活動を展開し、常習者に対して詳しく調査を行うこと。第三に、中国の西南部と西北部、東北部の国境地域及び東南沿海地域で海外からの麻薬流入網を切断すること。このほか、麻薬取締りへの管理活動を行うこと」と強調しました。

 中国の麻薬取締り活動は国際麻薬取締りの一部であり、国連の三つの麻薬取締り公約の加盟国として、中国政府はこれまで継続的に麻薬取締りの国際的義務を真剣に履行してきました。楊鳳瑞副主任はこれについて、「我々は、まず、国際的麻薬取締り活動に積極的に参加し、国連麻薬委員会の活動に参加してきた。次に、地域的な麻薬取締り活動を極めて重視している。更に、二国間の国際協力に力を入れてきた。我々はすでに十数ヶ国と二国間の麻薬取締り協定を結び、情報交換と法的協力を行ってきた。」と述べました。

 麻薬問題は社会的な問題で、社会各界からの注目と国民の参加を必要としています。中国は今後も全国民参加による麻薬取締り活動を強化し、中国の麻薬問題を効果的に解決していきます。

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