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中国、自然災害の応急システムを構築
   2005-05-26 17:02:24    cri

 2日間に亘る「中国都市防災国際フォーラム」は25日、北京で、開幕しました。フォーラムに出席した関係部門の責任者は、「ここ数年、中国の防災インフラは大いに改善されており、現在災害情況の報告、早期警戒及び災害救助を含む自然災害の応急システムは基本的に確立されている」と述べました。

 中国は自然災害多発国であり、洪水、山崩れ、地震などの自然災害が毎年発生しています。そのことから、中国政府は防災を重視し、一連の措置を講じました。中国国家防災センターの王振耀主任は、「中国都市防災国際フォーラム」に出席した際、「ここ数年、中国の災害情況監視測定システムはかなり完備され、災害応急能力も顕著に高められた」と述べました。

 「ここ数年、中国は民政部門災害情況の報告制度を一層完備させ、2時間以内に地方から中央への災害情況報告を完成することができる。24時間の災害情況監視測定システムを確立し、当直室が毎日絶え間なく全国の災害情況を監視している。また、災害情況の早期警戒システムを確立した」述べました。

 王振耀主任は、「国家の災害情況監視測定システムを次第に健全化させると同時に、関係部門はまた、災害救助の応急案の制定を推し進めている。統計によると、2004年末までに、中国各省、自治区、直轄市はいずれも相応の救助方案を制定し、多くの県、市も関連の方案を制定した。山東、重慶、湖南、陜西などの省は水害、地質災害などの方案演習活動をも行い、方案の質をチェックし、応急の準備、指揮及び応対能力を高めた」と紹介しました。

 伝えられるところによりますと、中国で発生した各種の自然災害の中で、気象災害が7割以上を占めており、そのため、関係部門は気象災害に対する担当者の監視測定の早期警戒能力養成を強化し、より大きな進歩を収めました。中国気象局の鄭国光副局長は、「現在、中国はすでに、2600ヶ所余りの気象ステーションを設置し、全国をカバーする新しい気象レーダー網が確立されている。このほか、中国に7基の気象観測衛星の打ち上げに成功し、これらの気象衛星は全天候に対応し国内に対してリアルタイムで監視し、気象防災に信頼できる情報を提供している」と述べました。

 一方、自然災害の応急システム建設が著しい成績を上げましたが、中国国家防災センターの王振耀主任は、「巨大な社会需要に比べて、中国の応急システムは依然として多くの問題に直面している。これらの問題には、国家の救助物資の備蓄が不足していること、一部の地方では応急方案の制定が実行性に乏しいこと、社会公衆の防災意識が低いなどが上げられる」と率直に認めています。

 王振耀主任は、「これらの状況に対して、関係部門は、相応な方法を制定し、自然災害がもたらす損失を最少限に抑えるようしなければならない」と述べました。

 「以上のチャレンジに対応するには、中国は政府の災害管理力の養成を一層強化し、ハイテク技術で救助活動における応用を強め、『地域の防災』を展開し、『防災モデル地域』を建設するなどの活動を通じて、民衆の防災意識を向上させていく」と述べました。

 王振耀主任は、「各級政府の責任制を一層実践し、救援資金や物資及び人員の有効な投入を確保し、救助物資の準備に力を入れ、災害対応の能力を向上しなければならない」と述べました。

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