中国外務省の孔泉スポークスマンは24日北京での記者会見で、「中国側は、日本の指導者による靖国神社参拝に反対する。日本側が中国側と共に努力し、中日関係を健全に安定して発展させていくよう期待している」と述べました。
孔泉スポークスマンはその際、「中国人民の抗日戦争勝利60周年を記念する時に、日本の指導者は靖国神社参拝について中日関係にマイナスとなる言論を何度も発表したことから、日本が平和発展の道を真に歩んでいくのかと我々は憂慮している。中日関係に存在する問題は疎通を通じて解決すべきであり、去年から今年にかけて中国側は日本側と疎通を保ってきた。今年の4月、中国の胡錦涛国家主席は小泉首相と会見した際、両国関係改善のための五つの主張を打ち出し、小泉首相から積極的反応を得た。中国側は、双方が共に努力し、この五つの主張を実施して、両国関係が健全、かつ安定して発展する軌道に乗ることを促すよう希望している」と述べました。
孔泉スポークスマンは、「呉儀副首相の日本訪問期間は短いものだったが、今回訪問は積極的成果があった。訪問中、呉儀副首相は、中日関係の発展を重視し、これに建設的に臨む中国政府の姿勢を全面的に表明した。また、日本各界の人々との幅広い接触を通じて、呉儀副首相は、日本人民が両国の友好関係を一層発展させたいとの願いを感じ取っている」と述べました。
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