第21回東京国際映画祭が先週18日午後、六本木ヒルズで開幕しました。
東京国際映画祭は日本映像国際振興協会と東京国際映画祭実行委員会が共催する映画祭で、1985年にスタートしました。アジアで最も長い歴史をもつ、影響力のある映画祭として知られています。また、若手監督の作品を紹介したり、アジアでの映画普及を目指した活動も行っています。
新しい取り組みとして、今回の映画祭ではゲストや来場者、スポンサーが楽しみながらエコロジー活動に参加できる工夫がされています。たとえば今回は、恒例の「レッドカーペット」のかわりに「グリーンカーペット」を用意しました。このグリーンカーペットは、環境汚染を防ぐために回収されたペットボトルを再生して作ったもので、500mlのペットボトルが約18000本使われているのだそうです。こうしたエコロジーへの取り組みは、今後も続けていくとのことです。
また、今回のオープニング作品に選ばれたのは、中国大陸・香港・台湾・日本・韓国の人気俳優が共演した「レッドクリフ」です。監督はジョン・ウー。三国時代の名勝負・赤壁の戦いを描いた歴史大作です。当日のオープニングセレモニーには、「レッドクリフ」のキャストやスタッフのほか、麻生太郎首相がサプライズで登場し、会場を沸かしました。今回の東京国際映画祭は26日まで開催されます。
今週の「エンタメキューブ」は、映画の話題にちなんで「映画音楽特集」をお送りします。中国映画の中で使われた挿入歌や主題歌を紹介していきます。そして、番組後半は、「チャイナシアター」のコーナーです。甄子丹(ドニー・イェン)、周迅(ジョウ・シュン)、趙薇(ヴィッキー・チャオ)、陳坤(チェン・クン)主演、話題の怪奇ファンタジー「画皮(ペインテッド・スキン)」についてご紹介します。お楽しみに。
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