1950年ベトナム生まれ。現在は香港で活躍しています。デビューから30年で、80本以上の映画を撮り続けている香港映画界の巨匠といえるでしょう。
ツイ・ハーク監督と映画の出会いは、13歳のころでした。1969年、18歳で渡米し、本格的に映画の勉強を始めます。その後はテレビ制作の仕事に携わっていましたが、1979年に映画監督としてデビュー。「武侠小説」の大ファンとあって、作品には武侠小説をモチーフにした時代劇アクションが多いのが特徴です。最近では2005年、「七劍(セブンソード)」という作品が日本でも公開されました。2008年の「深海尋人(Missing)」は「七劍(セブンソード)」から実に3年ぶりとなる新作です。ツイ・ハーク監督が初めてサスペンス映画に挑戦ということで、公開前から注目を集めています。
【主な監督作品】
1979年『蝶変』
1981年『鬼馬智多星(All the Wrong Clues)』
1983年『蜀山(蜀山奇傳 天空の剣)』
1984年『最佳拍档(皇帝密使)』
『上海之夜(上海ブルース)』
1985年『皇家師姉』
『両隻老虎』
『工人皇帝』
1986年『刀馬旦(北京オペラブルース)』
『英雄本色(男たちの挽歌)』
1987年『最後勝利(Final Victory)』
『倩女幽魂(チャイニーズ・ゴーストストーリー)』
『英雄本色2(男たちの挽歌2)』
1989年『龍行天下(ハード・ブラッド)』
『鉄甲無敵瑪利亜』
1990年『笑傲江湖(スウォーズマン/剣士列伝)』
『英雄本色3夕陽之歌(アゲイン/明日への誓い)』
1991年『黄飛鴻(ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ 天地黎明)』
『倩女幽魂III:道道道(チャイニーズ・ゴーストストーリー3)』
『豪門夜宴』
1992年『黄飛鴻之男兒當自強(ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ 天地大乱)』
『黄飛鴻之獅王争覇(ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ 天地争覇)』
『双龍会(ツイン・ドラゴン)』
『新龍門客桟(ドラゴン・イン)』
『邪悪城市』
1993年『青蛇(青蛇転生)』
『少年黄飛鴻之鐵馬[馬留](ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ外伝/アイアンモンキー)』
『新仙鶴神針』
1994年『黄飛鴻之龍城殲覇(ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ V/天地撃攘)』
『梁祝(バタフライ・ラヴァーズ)』
1995年『花月佳期(トワイライト・ランデヴー)』
『刀(ブレード)』
『金玉満堂(決戦!炎の料理人)』
1996年『大三元(恋する天使)』
1997年『反撃王(ダブル・チーム)』
『黄飛鴻之西域雄獅(ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ 天地風雲)』
1998年『雷霆一撃(ノック・オフ)』
2000年『順流逆流(ドリフト)』
『黄飛鴻之王者之風(ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ 天地王覇)』
2001年『新・蜀山(天上の剣)』
2002年『黒侠II(ブラックマスク2)』
2003年『千年僵尸王(The Era of Vampire)』
2005年『七剣(セブンソード)』
『黒侠3(Black Mask 3)』
2007年『鉄三角(Triangle)』
2008年『深海尋人(Missing)』
【主な受賞歴】
1981年『鬼馬智多星(All the Wrong Clues)』(第18回台湾金馬賞最優秀作品賞/監督賞)
1984年『上海之夜(上海ブルース)』(香港映画祭出品)
1986年『英雄本色(男たちの挽歌)』(香港映画興行収入最高記録)
1987年『倩女幽魂(チャイニーズ・ゴーストストーリー)』(第24回台湾金馬賞最優秀作品賞など)
1991年『黄飛鴻(ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ 天地黎明)』(第11回香港金像賞監督賞)
|