先月29日、結腸がんで7年間の闘病生活を続けてきた台湾の有名な監督・楊徳昌(エドワード・ヤン)が、カリフォルニア州にある自宅で死亡しました。監督は、1947年上海で生まれ、2歳のときに家族とともに台湾に移住しました。台湾の交通大学とフロリダ大学でエンジニアリングを学んでいましたが、その後、映画制作に興味を持ち、南カリフォルニア大学に入学することにしました。しかしすぐに中退し、しばらくアメリカで電気関係の仕事をしてから、台湾に戻って脚本家として映画界入りを果たしました。それ以来ずっと台湾を拠点に監督活動をしていました。
1990年代初頭の『牯嶺街少年殺人事件(クーリンチェ少年殺人事件)』と『独立時代(エドワード・ヤンの恋愛時代)』をはじめ、数々の名作を世に送り出しました。日本でも多く公開されていますから、日本にもファンが多いと思います。
今日の番組では、2000年のカンヌ国際映画祭で監督賞を受賞した作品「ヤンヤン 夏の想い出」をご紹介します。
では、今週のエンタメ・キューブのラインナップです。
【チャイナシアター】:先月29日に亡くなった台湾の有名な監督・楊徳昌(エドワード・ヤン)の2000年の作品『ヤンヤン 夏の想い出』をご紹介します。
【ミュージックランド】:このコーナーでは、話題のヒット曲やアーティストなど、中国の音楽事情を毎回ご紹介しています。今週は、中国の民族音楽を特集してお送りします。
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