中国国際放送局紹介 日本語部紹介
Home
『蟻の兵隊』、7月末から東京でロードショー開始
   2006-06-26 10:15:08    cri

 香港国際映画祭で人道に関する優秀映画賞受賞作・『蟻の兵隊』(池谷 薫監督、2006年)が7月22日から東京渋谷にある「シアター・イメージフォーラム」でロードショーを始めます。

 戦争の人間性への深い傷をテーマとしたこのドキュメンタリーは、中国山西省で戦った一人の元日本軍兵士に焦点を当て、知られざる過去の歴史をさらけ出し、風化しつつある戦争の記憶を呼び覚まそうとしています。

 主人公の奥村 和一 ( おくむら・ わいち ) (80歳)さんは、1945年に召集された「初年兵」として、中国山西省に駐屯。日本の敗戦後、奥村さんの部隊は上官により、国民党系軍閥に「転売」され、日本の敗戦後も、引き続き中国に残り、戦いを続けていました。

 加害者と被害者でもある奥村さんは、中国の捕虜収容所での生活を終え、日本に引き上げました。その後、国からどのような目で見られ、彼はまたどのような行動を取ったでしょうか。そして、04年から3回にわたり山西省を訪れ、今年も訪問する予定を立てている奥村さんの今の心情とは?

 監督の池谷薫さんはかつて、話題作の『延安の娘』(NHKドキュメンタリー)を世に送り出し、今回の映画は自主製作作品。監督の目撃した、静かに打ち切られた日本国を相手取った裁判が、映画製作のきっかけになったと言います。妻でもあるプロデューサーの権洋子さんは「一人でも多くの人、特に高校生に見ていただきたく、ロードショーでの上映に拘った」と語ってくれました。

 昨年5月に、22日間の山西省での現地ロケの映像も含まれています。

 『蟻の兵隊』のオフィシャル HP: http://www.arinoheitai.com/

  • 今日のトップニュース
  • 今日の国内ニュース
  • 今日の国際ニュース

  • • 基礎中国語
     皆さんは、ここで中国語と日本語に耳を傾け、フラッシュによる動画を楽しみながら、中国の風習や伝統文化を思う存分味わうことができます……

    • 「北京ワクワク」の購入について
     中国語講座「北京ワクワク」(上巻と下巻)のテキストは、日本の皆さんが初めて中国語会話を学習するための入門編です……
    |  link  |  E-メール  |