前作『心中的日月』でチャイニーズR&B「chinkedーout」路線を確立したワン・リーホンですが、05年12月に発売されたニューアルバム『蓋世英雄』でも、京劇や昆曲(中国の伝統芸能のひとつ)などの要素をふんだんに取り入れ、独自の音楽スタイルを追求しています。数年前に陳凱歌(チェン・カイコー)監督の映画『覇王別姫(さらば、我が愛)』を見て、京劇に魅了されたのが、本作を製作したきっかけになったそうです。
「chinkedーout」とは、リーホン自らが確立したニュージャンルで、Hip HopやR&Bのテイストと中国の伝統的な音階やアレンジ方法を融合させたものです。中華圏はもちろん、世界中で広く受け入れられるような、聞き心地の良い音楽を目指しているのだそうです。
2月21日、王力宏(ワン・リーホン)は北京の湖広会館で、ニューアルバム『蓋世英雄』について記者会見を開きました。このアルバムはリリース後、数週間でミリオンヒットを達成し、中国国内の各チャートでは依然首位を守っています。記者会見で、王力宏はアルバムの中から『花田錯』と『在梅辺』の2曲を披露しました。ゲスト出演した京劇の名匠・李岩は「京劇の要素を音楽と融合させたのは非常にすごいことだ」と絶賛。宝剣を「英雄」王力宏にプレゼントするシーンもありました。
なお、王力宏は3月11・12日の両日、台湾の小巨蛋(台北アリーナ)でコンサートを開く予定で、チケットは1月27日、販売開始。台湾でのコンサートが終われば、いよいよ4月中旬の日本コンサートに向けて準備を始めるそうです。
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