映画『イニシャルD』は、日本の漫画が原作。漫画家・しげの秀一の人気作品ですが、日本のみなさんのなかには、この漫画を読んだことのある人もいると思います。
このたび、写実版で映画化されました。しかも、日本映画ではなく香港映画。北京でも大ヒット、映画館には大勢の中学生や高校生が殺到しているんですよ。中国では、"『イニシャルD』を見に行くか見に行かないかで、その人が若いか若くないかが分かる"なんて話もあります。おもしろいですよね。
キャストも豪華!台湾や香港の人気スターが大勢出演しています。周傑倫(ジェイ・ジョウ)、黄秋生(アンソニー・ウォン)、余文楽(ショーン・ユー)、陳小春(ジョウダン・チャン) 鐘鎮濤 (ケニー・ビー)などの面々です。日本からも、18歳の女優、鈴木杏が出演しています。
『イニシャルD』は、人気歌手ジェイ・ジョウにとって、『(尋找ジェイ・ジョウ)ファインディングJ』に継ぐ、2本目の映画で、初の主演映画になります。中国大陸での興行収入が、上映から2週間で5500万元(約7億5000万円)を突破しました。
若い人の間ではジェイ・ジョウのファンが多くて、この映画を見るのもほとんど若い人ばかり。映画館の外で中学生や高校生がポップコーンを買って、映画を見に行く姿をよく見かけます。また、北京の街で「藤原豆腐店 自家用」というステッカーを貼った車を見ることもあります。映画を見て、『イニシャルD』のファンになった人も多くいるようです。
『イニシャルD』は、今年9月日本で上映される予定です。
|