胡彦斌(アンソン・フー):
中国のシンガーソングライターの小天王。
去年大ヒットしたアジアカップの主題歌「宣言(宣言)」を歌い、大ヒットしました。
若いのに、胡彦斌(アンソン・フー)は輝かしい音楽的業績を収めています。中国でピカイチの実力派歌手とも言えると思います。もちろん、これは彼が小さい頃からの音楽素養と関係があります。
「小さい頃から音楽が大好きです。父は船乗りで、いつも世界各地のCDを買ってくれたので、小さい時から世界各地の色んな音楽を聴いていました。中学校は上海音楽学院の付属中学校でした。その時から、友達とバンドを結成して自分の音楽を楽しんでいました。
18歳の時から一つの夢があります。それは28歳まで、すべて音の出る楽器を習って、自分の流行交響音楽のアルバムを出すとのことです。今、ギター、ベース、ドラムができて、中国の民族楽器『楊琴』を習い始めたばかりです」とコメントしてくれました。
去年10月、胡彦斌(アンソン・フー)は3枚目のアルバム『音楽混合体(ミュージック混合体)』をリリースしました。今までのアルバムと同じように、ニューアルバムの作曲、作詞、アレンジはすべて胡彦斌自身で完成させたものです。彼はシンガーソングライターとしての実力に疑う余地はありませんね。
「僕が一番好きな音楽ジャンルはロックです。しかし、一番歌うことの好きな音楽ジャンルはR&Bです。なぜなら、R&Bを歌う時、即興的なものが多く、臨時的に発揮するゆとりが大きいからです。
R&Bは北京オペラ・中国の京劇となんとなく似ているような気がしています。両者を融合して作った音楽はきっと面白いものになるだろうと思います」
なかなか、エネルギーに溢れた歌手ですね。僕はR&Bを余り聴いていません、彼の京劇からアレンジしたR&Bの鼻歌を聞いて、結構面白いなぁと思っています。日本へ行ったことがまだないのに、アンソン・フーは日本人の歌手をよく、よく知っているみたいですね。
「日本といえば、すぐGLAYや、玉置浩二、椎名林檎などのことを思い出します。僕は16歳の時に、99年度のアジア音楽祭の新人歌手コンテストに参加しました。それをきっかけとしてレコード会社の注目を集め、歌手デビューを果たしたのです。そのコンテストは日本のプロデューサー小室哲哉も審査委員として参加し、小室さんはそのコンテストに参加した選手たちのうち、僕と今香港でとても人気のある女性アーティスト容祖児(ジョイ・ヨン)2人だけを高く評価しました」。
さすがシンガーソングライターで、才能がありますね。ニューアルバムには国際的ブランドのCMソングも沢山収録されているんですね。また、テレビドラマの主題歌も収録されています。このアルバムは胡彦斌(アンソン・フー)が音楽の道での成長の貴重な記録だと言えるでしょう。
音楽に対する興味には国境は関係ありません。日本へ行ったことがないのに、胡彦斌(アンソン・フー)は日本の歌手やバンドの名前をよく知っており、日本のリスナーの皆さんへのメッセージもくれました。
「日本のリスナーの皆さん、今日は!僕は中国のシンガーソングライター胡彦斌(アンソン・フー)です。いつか日本へ行って皆さんに僕たちのステージを見て欲しいです。皆さんもぜひ中国に来てくださいね」。
胡彦斌の特集は3月12日(土)初放送、13日(日)再放送のエンタメ・ウイークエンドでオンエアします。どうぞ、お聞きください。
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