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吉林省、農村実用人材の養成に努力
   2007-10-24 14:20:41    cri

 中国東北部の吉林省は農業の盛んな省です。しかし、農村の人材は非常に不足しています。このため、吉林省は2005年から一つの村に一人の大學生を養成するというプロジェクトを実施し、農村のため、文化と技術を持ち、経営に通じる新しい型の農民を養成し始めています。

 一つの村に、一人の大学生を養成するプロジェクトの目的は産業発展のため、専門人材を養成することにあり、学費は全部政府が支払います。このプロジェクトは吉林農業大学や吉林放送テレビ大學、延辺大学など5つの大学で実施されています。すでに6000人余りの農村出身の大学生を養成しました。

 吉林農業科学技術学院の馬麗娟副院長は、これについて「学校は専門カリキュラムのほか、大量の選択科目を設置した。学生が卒業した後、農村に戻り、栽培や養殖業をしたりする可能性があるから」と話しました。

 このプロジェクトを実施している大学は実践を特に重視し、農村から来た学生が勉強する期間中につねに畑仕事に参加させ、学んだ知識を実践と結びつけさせています。吉林省松原市大洼(ワ)鎮科学技術園は吉林農業大学の実験基地です。技術園の責任者の蔡徳君さんはこれについて

 「科学技術園ではここ数年、毎年、吉林農業大学の30人あまりの学生が研修している。その中には、地元の学生が含まれている」と語りました。

 2年間の学習と実践を通じて、今年7月、農村から来た1525人の人は大学卒業証書を獲得して、故里へ戻り、創業を始めました。

 記者はその数人の卒業生に取材しました。これらの卒業生は「非常に感動している。勉強した知識をすぐ実践の中で利用でき、多くの理想が実現されるだろう」

 「2年間の大学生活は私にとって大きな変化と言える。故里に帰ったら、学んだ知識を発揮したい」と話しています。

 今年卒業した人の中で、すでに580人が創業の項目を確定しました。各クラス政府はこれらの人の創業に、さまざまな条件を提供しました。省政府は2007年卒業生の創業プロジェクトから100件を選んで重点的に援助しています。各市や県もそれに優遇政策を出しています。

 政府の援助があるから、これら自信満々の大学卒業生はこころを落ちつかせ、故里で大いにやる決意です。今年26歳の高俊明さんは吉林省農安県高家屯の農民で、すでに4年ぐらい果樹の栽培に取り組んできましたがつねに知識が足りないことを感じています。2005年高さんは吉林農業大学に入学し、果樹栽培の知識を勉強し、とても役に立ちました。 

 吉林省では農村地区のために実用的な人材を養成することは初歩的な成果を収めました。今後数年、より多くの農村地区の子供は高等学校に入り、農業知識を勉強し、故里の経済発展のために力を尽くそうとしています。(担当;董燕華)

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