江蘇省では水産品品質安全管理体系の整備に力を入れています。種苗から、繁殖、育成、出荷までの各段階で管理措置を講じて、全過程の管理によって、市民が安心して食べられる水産品を供給することを目指しています。
江蘇省は、まず餌などの管理を強めました。生産者の投入した餌や薬などについて、養殖場での投入記録、生産期日、薬品投入記録など主な資料を最低二年以上保管することを定めています。また、生産過程での標準的管理、無公害水産品の認証制度などを実施しています。今、省では31のメーカーの水産品が安心して食べられるようになりました。
また、2001年から省、市、県と市場の四クラスの水産品検査測定部門は毎年、生産施設や加工場、卸売り市場の魚、えび、かに、藻類など20種以上の水産品に対して、重金属や抗生物質などの薬品残留検査を行うと共に、その結果を発表しています。
さらに、省外の市場や海外の市場に進出するために、近隣の省と協力して、無公害水産品の相互認定、相互監督を行い、江蘇省出入国検査検疫局とともに品質安全管理体制を整備して、上海がにやアサリの輸出を促しています。
(編集:東)
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