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私の留学生活ー日本で生活中の佐方さん
   2006-07-19 10:20:08    cri

 佐方さん(29歳)は中国山西県の出身。今は日本に留学中で、千葉県に住んでいます。7年前、日本にやってきました。

 佐方さんは大家族に育ちました。両親は地元でも有名な病院での医師。お姉さんは弁護士で、同じ弁護士仲間と結婚しました。比較的、経済的にも裕福な家に育った佐方さんでしたが、彼女も目標は地元を出て、北京で暮らすことでした。そこで、大学は迷わず、北京の大学を選んだのです。専攻は会計でした。

 大学を卒業した佐方さんは、一年間、日本の会社で働きました。最初、日本の会社に勤めたのは偶然でしたが、この仕事を通じて、多くの日本人と付き合い、だんだん日本に興味を持つようになったといいます。

 日本はいったいどんな国なのだろうか?本物の"和服"ってどんな感じなのだろう。ブランド品は本当に中国より安く売っているのか?など、知りたいことが色々あったといいます。

 その興味が高じて、佐方さんは実際に日本で暮らすことを決意しました。ただ、日本語はほんの少ししかできないため、日本へ行く前に、中国国内の日本語学校で特訓を受けなければなりません。

 その三ヵ月がつらかったそうです。学生生活を一旦離れていた佐方さんは再び寮生活が始め、しかも一日中、日本語だけしゃべって暮らしました。その努力のかいがあって、日常会話がほぼできるぐらいの力を身につけたそうです。

 そのとき、佐方さんにはすでに恋人がいました。二人は今後のことを何度も相談しましたが、やはり彼はなかなか佐方さんの日本行きに納得してくれません。しかたなく、恋人をおいて、日本に向かったそうです。

 最初の一年は、大学の授業を受けるより、語学学校に通う時間のほうがずっと長かったそうです。日本語もまだ十分ではなかったため、アルバイトもできません。また30近くもなって、実家に助けてもらうのも恥ずかしいと思っていましたから、これまでの貯金を取り崩して生活費に当てていました。今まで体験したことのない貧乏な毎日だったといいます。

 大学二年生になると、日本語がだんだん上達して、ようやくレストランでのアルバイトも見つかりました。仕事はつらいことも多かったですが、日本語で仕事のできる喜びはそれにも勝るものでした。佐方さんは頑張って働き、半年後は同僚や店長がそろって彼女を褒め称えるようになりました。その時、佐方さんは、日本へきてから初めて『私なら大丈夫!』と思ったそうです。

 大学の勉強も、アルバイトも順調に行きました。しかし、日本に来て二年目、いつも電話しかくれない恋人から手紙をもらいました。その内容はまさか……

続きは再来週

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