北京娯楽信報によると、マッキンゼーコンサルタントが中国住民消費意向調査を公表した。調査によると、携帯電話、デスクトップパソコン、住宅、薄型テレビが、購入したい上位3位だった。10?15%の回答者は、2006年に携帯電話とデスクトップパソコンの購入か買い替えを予定していた。約9%の回答者は、来年に住宅購入を計画し、約8.1%は薄型テレビの購入を考えていた。また2.4%は乗用車を購入する予定だった。
調査によると、上海、北京、広州の3都市で、78%の回答者が、「不動産を持つことが、資産の安全管理に非常に重要だ」と考えていた。また50%以上の回答者が、不動産所有を最も賢明な投資方法とみなしていた。不動産需要の拡大は、家電製品や家庭用品の販売を伴う。調査の回答者のうち71%は、新居を購入した後、「おそらく、もしくは必ず、家具と家電製品を全て買い換える」と答えている。
保険の需要もまた刺激される。生命保険の泰康人寿保険公司と、調査会社の零点調査公司の調査によると、生活レベルが上がると、消費者は生活の安全を重視するようになり、保険の需要が高まる。特に中流の階層で最も顕著に現れる。
このほか、一般庶民の消費行動は「ブランド志向」が目立つ。調査によると、55%の回答者が、電気製品を買うときに「ブランド製品が好み」と答えた。飲み物は44%、食品は36%がブランド製品を好んでいる。ただし、庶民のブランドに対する「忠誠心」はかなり低い。全体をみると、数種類の製品で、82のブランドについて調べたところ、平均的なブランド忠誠度はわずか5%だった。
クレディスイスファーストボストン(CSFB)は、今後10年間の中国の消費者支出は、非常に活発な状況が続く、と予測する。CSFBが10月に公表した予測によると、中国の都市で年収5千ドル以上の世帯数は、毎年24%の勢いで増えており、中国は史上最も成長の速い消費市場となっている。
「人民網日本語版」
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