ネシティさんのむらではすべての村人が、政府の建てた家屋に引越ししました。村長さんのトルホンさんは次のように話します。
「このあたりは地震がよく起きます。地震の後も余震がたくさん起きます。ですから、村人はほとんど家がぼろぼろです。中央政府と自治区政府は今回、地震に強い家屋を建ててくれました。こうしてみんなは地震の心配がなくなり、農業生産に専念できるようになります。」
村人のムラクさんは一人ぼっちの高齢者で、ムラクさんも今回のプロジェクトで丈夫な家に住むことができました。今年75歳のムラクさんは次のように話しました。
「私の家は地震で壊れてしまいました。政府の老人ホームができたので、ここに住んでいます。食べ物も美味しいし、サービス係が優しいですから、満足しています。」
ムラクさんと同じ老人ホームに住んでいる40人余りの高齢者は、10人ほどの係員が世話を見ています。老人ホームでは定期的に身体検査を行い、病気を治します。
地震に強い家屋の建設プロジェクトは、古い家屋の改築と新しい住宅の建設の二つに分けます。集中的に建てられた新しい住宅は整然と並んでいてとても目立ちます。
カシュガルのチェシ県の責任者、張洪文さんは次のように言います。「これまで、それぞれの家屋が分散していましたから、電気や水道、道路の整備では難しい課題に直面していました。今回は、住宅が集中しますから、こうしたインフラ整備で多くの資金を節約できました。住民の暮らしもかなり便利になりました。」
新疆ウイグル自治区の地震に強い住宅の建設プロジェクトは2008年に完成し、これによって100万世帯が丈夫な家に住めることになるということです。
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