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ウィグル人の商売
   2005-09-15 16:32:51    cri
 ウィグル人は商売が好きで、アルブージャンさんも例外ではありません。大人になってから、彼は毎朝早く起きて、道端で屋台を営んでいました。しかし、ダーバンは風が強いことでも有名です。強風のシーズンには、登校する子どもたちが、風で吹き飛ばされないよう、両親は子どもの鞄に小さなレンガを入れていると言われています。今、ここは風を利用して電気を起こす中国最大規模の風力発電所が作られています。風が強いことから、アブルジャーンさんの屋台も幾度も吹き飛ばされ、ソラマメが地面いっぱいに散乱しました。

 この悩みは数年前、地元政府の作った屋根付きの市場により解消されました。市場の完成により、アルブージャンさんの露天屋台の商売は終わりました。商才に長けているアルブージャンさんは、わずか数年で、家の生活を豊かにすることができました。

 このようにして6年前、ウルムチ市で開催された国際経済貿易商談会に参加したアルブージャンさんは、新しいアイディアがひらめきました。

 「商談会では、私たちダーバン産のソラマメを除いて、他の商品はすべて商標がありました。それに触発されて、仲間達は「雪山」でも商標登録しようかという話になり、2000年、私は自家産のソラマメに雪山と商標を登録しました。」

  

 それ以降、アルブージャンさんはダーバンでソラマメの加工工場を立ち上げ、ウルムチ市でも専門店を作りました。しかし、「雪山」印のソラマメは期待したほどに、売れませんでした。失敗の原因を突き止めると、アルブージャンさんは一つは技術力の低いこと、もうひとつは包装紙などパッケージが粗末で、客を引き付けることができなかったことにあると見ています。

 アルブージャンさんは商売を一時停止し、様々なところでソラマメ加工技術の勉強をはじめました。

 ある日、アルブージャンさんはソラマメ工場で働いている時、ふと、窓の外から懐かしいメロディー『ダーバン町の娘』が流れてきました。

 この歌声が心に浸みました。彼はいっそのこと、ソラマメの商標を「ダーバン町の娘」にすればよいのではないかと思い付きました。

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