もうすぐ6月ですね。北京も初夏を迎え、徐々に暑くなってきました。私は夏が嫌いだからどうしよう。これから夏にはならず、直接涼しい秋に鳴り、その足で冬がくれば・・なんでいくら暑さが嫌いでも、こうめちゃくちゃに考えてはいけませんね。夏が好きな人に怒られしまいますよね。なんて関係ないか。
で、今日はすぐ本題に入ります。皆さんは中国の少数民族ぺー族とイ族をご存知ですか。この二つの少数民族はをご存知ですか?ぺー族は人口約660万人、中国の西南部にある雲南省、四川省、貴州省など、雲南省の雲県の官房というところ集まり住んでいて、この二つの民族は昔からかながよかったといいます。ところで雲南省の雲県には官房という製銅工場がありましたが、その近くに、いまは乾き果てた池があり、地元のペー族やイ族の人々はこの乾いた池を「白竜潭」と呼んでいます。この時間は、この「白竜潭」にまつわるペー族とイ族に伝わる昔話をご紹介しましょう。
題して「白竜潭の伝説」
むかしむかし、それはいいつのことかわからん。雲南を流れる大きな川ー瀾滄江の深いところに住む竜王は、娘の白竜に下女の柳青をつけ、雲県にある大きな池に棲ませた。この池は水も多くきれいで、季節になるとハスの花が咲き乱れ、それはすばらしい眺めだった。そして月が出る涼しい夜に、近くに住む人々は、白い衣をまとった美しい娘がハスの花の上で舞い踊っているのを見ることができ、また、この娘の舞に引かれ小鳥、蝶々はミツバチが喜んで遠くからあつまり、下女の柳青が引く琴の音も人や動物を酔わせ、仙境にいるような気持ちになったという。
ところがおかしなことに、娘の舞に見とれた人々がもっとはっきり見ようと近づくと、何も見えなくなり、琴の音も聞こえなくなる。いくら目をみはり耳をすましてもダメであった。
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