パソコンはすでに人々の仕事や日常生活に欠くことのできないものになっています。現代は、パソコンとインターネットの時代と言えます。しかし、情報ルーツの進化に伴い、多くの社会問題が出てきています。例えば、暴力シーンや性描写のあるホームページは、小さい子供に悪影響を及ぼすだけでなく、ネットゲームやチャットなどに夢中になるあまり、生活に支障をきたす子供も少なくありません。このようなことから、多くの親たちは、子供がインターネットから受けるマイナス影響を懸念しています。

　現在、インターネットサイトも無数に存在するため、大人も、子供も安心してパソコンを使うことは、とても難しいのが現状です。

　最近は、チャットで知り合った友たちと会うため、さまざまな事件が起きることが時々あります。子供がインターネットを通して、見ず知らずの人とのチャットをすることを心配する両親も大勢います。パソコンやインターネットは子供たちの単なるおもちゃではなく、興味や学習意欲を上げる効果的な手段になればという意見もあります。

　このほど、中国のファウンダーグループとインテルが共同で、３歳から１６歳の子供向け新型パソコンを開発しました。このパソコンは、二つのシステムを生かし、インターネット上の有害サイトを遮断できるほか、大人と子供が安心して共用できる仕組みになっています。

　設定一つで、自由に子供用と大人用の切り換えができるシステムで、子供用に設定すると、暴力シーンや性描写に関する有害サイトを自動的に遮断してくれ、両親がいない場でも、子供が1人で安心してパソコンを使える環境を提供します。

　さらに、このパソコンには、それぞれ異なる年齢層の子供向けのソフトが入っていて、子供たちは、それぞれの年齢に合わせこれらのソフトを利用し、国語、数学、英語などを勉強することが可能です。中には面白いゲームやアニメの画像を取り込んでいるため、子供にとても人気があります。

　このほか、キーボードやマウスなどを使いにくいという子供向けにタッチパネル方式を採用しており、専用のペンでスクリーンに字を書けば、直接入力できるシステムとなっているほか、パソコン画面の高さやと角度も調節できるなど、とても細かいところまで工夫されています。