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「前人栽樹、後人喫茶」(「茶の起源を訪ねて」シリーズ・南糯山バンポー寨)
   2005-05-19 14:49:52    cri

 北京から4000キロ余り離れている雲南省南部、シーサンパンナーダイ族自治州。州都の景洪市から約20キロ余り離れた孟海県の南糯山です。

 ここは南雲南省最古の栽培型茶樹と古代からの大面積の茶畑があることで知られ、また、雲南省で最も最初に、機械による製茶工場が建てられた歴史を持っているところでもあります。

 村落は海抜1600メートルの山中にあり、頂上から麓まで、樹齢200年以上の古茶園が一面と広まっています。その総面積が1万2000ムー(約800ヘクタール)によばると言われています。熱帯の暖かい土地柄だけあり、ここには茶の木だけでなく、様々な喬木や潅木もうっそうとしていて、良い生態系に恵まれています。

 かつて、ここには、「茶樹王」と呼ばれて、樹齢800年、幹の直径が1メートルを超え、背丈が5メートル以上の茶の古木がありました。残念ながら、数年前に、この木が枯れてしまいました。しかし、幸いにも南糯山のバンポー寨という村落にもう一本の樹齢800年の古木が発見されました。

 これらの茶樹はいつ植えられたのか、今知る由もなく、「先祖の時からこのような太さなのだ。茶の木は数世代にわたり、ようやく茶積みできるほどの太さになる」と村人は感慨深く言っていました。

 先祖から子々孫々と受け継がれ豊かな生活への祝福がこめられているもの、それが茶の木です。

 村の茶積みは3月から11月まで続けられます。新しい茶樹の木と古木から積んだ茶葉の買取価格は10倍の差があり、前者は1キロあたり2元から4元であるのに対し、後者は10元から12元となっています。話によれば、最近、茶産業の発展が盛んなため、茶積み期間中、農家の1人あたりの平均収入が100元に上るとのことのようです。

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