都市化が進んでいる中国では、農村部の耕地面積が減少される一方、都市部では、建設用地が大いに拡大されたため、使用できる土地がもう少なくなるという深刻な局面が現れています。このため、公園式の工場建設が中止されたりしています。
中国の多くの地方では、工場の建物が小さいものの、芝生はサッカー場のように大きく、庭園には楼閣や築山が立てられることは一時、はやっていました。今後、珠江デルタ地区で、こうした公園式の工場の建設が中止されました。
広東省国土資源部門はこのほど、「珠江デルタ地区では、工業開発区の緑化と工場建設の関係を厳格に処理し、高層工場の建設を奨励する」と発表しました。
1996年以来、広東省では年間の建設用地は約4万ヘクタールに達し、GDP・国内総生産が1%伸びるにあたって、約4000ヘクタールの土地が占用されることになりました。現在では、珠江デルタ地帯では、一部の都市は利用できる土地が少なくなる局面になっています。今後の15年間、ゆとりのある社会を全面的に建設する過程で、広東省は依然として、土地の使用ピーク時期にあり、土地利用と需要の矛盾および土地の綿密でない利用を同時に解決するため、広東省は土地の有効利用と集約的用地を重要な地位に置き、土地資源の利用率の向上に努力しています。
広東省は、今後、工場構内の緑化率を厳格に制限し、工業開発区または工業プロジェクトの範囲内で、公園式の工場の建設を厳格に制限します。規定に基づいて、今後、新しく建てられる工業プロジェクトの必要とする行政業務と生活サービス施設の用地面積は工業プロジェクト用地総面積の7%以内に制限され、工業プロジェクト用地範囲内で、住宅やホテル、格安ホテル、訓練センターなど非生産的施設の建設が禁止されることになるとのことです。
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