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(GMT+08:00) 2005-05-28 16:44:59    
A級戦犯の無罪を主張することは、国際正義への公然たる挑発

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 日本厚生労働省の森岡正宏政務官は、26日自民党の国会議員会議で、「日本国内で、第二次世界大戦のA級戦犯は、罪人ではない」とでたらめな発言をしました。27日自民党の久間章生総務会長も極東国際軍事法廷の裁判結果を公然と否定し、第2次世界大戦の日本戦犯の無罪を主張しました。二人の発言は、日本軍国主義の侵略を受けた中国およびアジア各国人民の強い憤りと非難を受けています。

 第2次世界大戦の2大策源地の一つとして、日本は中国を含むアジア諸国に対して侵略戦争を起こし、中国とアジアの人々に大きな災害と苦痛を与えました。日本の侵略戦争の指揮者である東条英機をはじめとするA級戦犯は、世界平和と人道主義に犯罪行為を犯した人です。日本の政府要人は、これら人々の無罪を主張することは人類の善良な心への公然たる挑発で、中国を含むすべての日本軍国主義の侵略を受けた国々の国民の感情をひどく傷つけました。

 第2次世界大戦中の日本のA級戦犯を国際裁判するため、中国、旧ソ連、アメリカ、イギリス、フランスなど11カ国は、1946年1月19日極東国際軍事法廷を設立しました。2年間の裁判を経て、日本A級戦犯25人の有罪判決が言い渡されました。東条英機ら7人の絞首刑が執行されました。この裁判は「東京裁判」とも言われており、反ファシズムの人々のファシズム勢力への裁判です。裁判結果は、戦後の国際政治の基礎を構成する一部分です。日本の政府要人が極東国際軍事法廷を中傷・非難することは国際正義への公然たる挑発です。

 ところで、日本の政府要人の今回の発言は偶然なことではありません。近年来、日本の歴史問題に関するやり方は何回もアジアの人々の感情を傷つけています。2001年から2004年にかけて、小泉首相は4年連続でA級戦犯が祭られている靖国神社に参拝しました。このほど、中国の呉儀副首相の日本訪問期間中、小泉首相等の指導者は、靖国神社参拝の問題について中日関係によくない発言を発表しました。このほか、日本の右翼勢力は何回も歴史を歪曲し、侵略戦争を美化しています。世界反ファシズム戦争と中国人民の抗日戦争の勝利60周年にあたり、日本政府はなおもA級戦犯の無罪を主張する言論を相次いで発表しています。

 日本のこの一連のやり方によって、ひとびとは安保理常任理事国入りになろうとする日本に疑問を抱いています。「日本はほんとうに平和的な発展の道を歩むかどうか。また国際社会で責任ある役割を果たすことができるのか」と多くの人は懸念しています。

 シンガポールの新聞『連合早報』はこのほど社説を発表し、「日本の常任理事国入りには、最も大きな敵は自分である。日本は実際的な行動で侵略の歴史を反省する承諾を表すべきである。これこそ、国際社会特にアジアの隣国の信頼を得られるだろう」と指摘しました。