中国外務省の孔泉スポークスマンは27日北京での記者会見で、「日本側が実際行動を以って侵略の歴史反省という承諾を示し、国際社会、特にアジア隣国人民の信頼を真に得ていくよう中国は強く要求する」と強調しました。

　報道によりますと、日本の2人の政界要人は26日と27日相継いで談話を発表し、極東軍事法廷の裁判の結果を否定し、また日本のA級戦犯のために言い訳しましたが、孔泉スポークスマンはこれについて、「彼らのでたらめな言論は、国際的な正義と人類の良知に対する公然たる挑発であり、日本軍国主義の野蛮な侵略を受けたすべての被害国人民の感情をひどく傷つけるものだ。中国はこれに強い憤りを示し、強く非難する」と述べました。

　孔泉スポークスマンは更に、「日本の政界要人がでたらめな言論を発表したことは孤立したものではなく、偶然の出来事でもないので、日本が国際社会で責任をもつ役目を果たせるかどうかという疑問を人々は抱かずにはいられない」と指摘しました。