アメリカのブッシュ大統領は26日、ワシントンで、「アメリカは中東和平『ロードマップ』計画の実施を推し進めることやパレスチナ国樹立の構想に尽力している」と述べました。
ブッシュ大統領は26日、ホワイトハウスで、アメリカを訪問中のパレスチナ自治政府のアッバス議長と会談を行った後の記者会見で、「アッバス議長がパレスチナ武装勢力のイスラエル人襲撃を阻止する面で取った成果を賞賛する」と述べると同時に、パレスチナ過激派勢力を更に取り締まり、民主改革を推し進めるよう、アッバス議長に促しました。
ブッシュ大統領は同時に、イスラエルが中東和平「ロードマップ」計画に違反するいかなる行動もせず、ヨルダン川西岸のユダヤ人入植地の建築を中止し、ガザ地区にあるユダヤ人入植地を撤去するという約束を予定通りに履行するよう促し、「ライス国務長官がガザ地区のイスラエルの撤退計画実施を協調し監督するために赴く」と述べました。
ブッシュ大統領は26日、パレスチナ自治政府に5000万ドルの直接経済援助することを発表しました。これまでに、アメリカは腐敗防止を理由に、援助金をパレスチナの民間機関に交付し、パレスチナ自治政府に直接に交付しませんでした。
|