日本の民間団体「撫順の奇跡を受け継ぐ会」は11日、北京で声明を発表し、「新しい歴史教科書を作る会」を始めとする日本の右翼勢力が侵略の歴史を美化していることを非難し、日本の政府関係者が靖国神社への参拝を中止するなど実際の行動で過去の侵略の歴史を反省するよう呼びかけています。

　声明は、「現在のギクシャクする日中関係を解決する根本的な方法は、侵略の歴史を正しく認識することで、過去の誤りを反省するには、口先だけではいけない」と指摘しました。

　声明は更に、小泉首相が先月ジャカルタで開かれたアジア・アフリカ首脳会議で、過去の侵略の歴史に対して深く反省し、心からお詫びすると言ったその日に、麻生太郎総務大臣及び80余の国会議員は靖国神社を参拝した。これは小泉首相を初めとする日本政府の要人がその反省とお詫びの気持ちを実際の行動に移さなかったことを示していると述べ、また、一部の人は日本の過去の侵略の歴史を認めないばかりか、その侵略戦争を正当化し、美化しようとしていると非難しました。

　「撫順の奇跡を受け継ぐ会」は日本全国に１１の支部があり、会員は500名以上います。